- 普段、メガネを掛けてる人におすすめサングラスを教えて欲しい
- お値打ちに購入できるサングラスはないかな?
- メガネと度付きサングラスの2本持ちは予算的に厳しい…。
もしこのように考えているなら『オーバーグラス』がおすすめです。
オーバーグラスとは、メガネの上から掛けることができるサングラス。

- オーバーグラスを使うことで…
- 運転中に前方車のガラスの反射が眩しい。
魚釣りで水面の様子を確認したい。
ゴルフで打ち出したボールの行方が分かりづらい。
上記の問題も解決することができます。
本記事では、オーバーグラスの選び方やオススメモデルを紹介していきますので、ぜひご覧下さい。
オーバーグラスについて

オーバーグラスとは『メガネを掛けたまま使えるサングラス』
メガネユーザーにとって、車の運転やウォーキングなどの眩しさを感じるシーンで活躍するアイテムです。
オーバーグラスのメリット
- メガネを掛け替える必要なし
- 視力が変わっても、オーバーグラスならそのまま使える
- オーバーグラスと顔との隙間が少ないので、紫外線や花粉をシャットアウトできる
メガネを掛け替える必要なし
オーバーグラスならメガネの上から掛けることができるので、掛け替える手間がなく煩わしさがありません。
たとえば運転中にトンネルや暗い道を走った時に、掛け替えを行うとメガネを外したタイミングで一時的に見えづらい状況(裸眼)になってしまいます。
オーバーグラスであれば、メガネを掛け替える必要はないので、安全に運転することができます。
視力が変わっても、オーバーグラスならそのまま使える
視力が変わるたびに、メガネと度付きサングラスを買い替えると費用が多くかかってしまいます。
オーバーグラスなら度数が変わっても、メガネの上から掛けることができるので、買い替える必要はなく、長く使うことができます。

オーバーグラスはお値打ちなモデルが多くあり、度付きサングラスの半額程度で販売されているものもあります。
オーバーグラスは紫外線や花粉をガードできる
オーバーグラスの特徴として、メガネを覆い隠すような形状なので顔とフレームの隙間が少なく、目に入りやすい花粉や紫外線をしっかりガードできます。
続いてはオーバーグラスのデメリットについて紹介します。
オーバーグラスのデメリット
- メガネよりもひと回り大きいので、サングラスの印象が強くなる
- 小顔の人に合うオーバーグラスの種類が少ない
- メガネとオーバーグラスの2つをかけるので、耳や鼻に負担がかかる
サングラスの印象が強くなりやすい
オーバーグラスは、通常のサングラスよりも大きいため、見た目がゴツくなり、オーバーグラスの印象が強くなってしまいます。
その対策として、レンズが左右で分かれているモデルやレンズが薄い色のオーバーグラスを選ぶことで、サングラスの印象を和らげることができます。
小顔の人に合うオーバーグラスの種類が少ない
オーバーグラスは基本的に大きめのサイズで作られていることが多いです。
そのため、女性や小顔の方だとサイズが大きすぎる場合があるので、スモールサイズを選ぶ必要があります。
フリーサイズの種類と比べるとかなりモデル数が限られています。
オーバーグラスは長時間の着用で耳や鼻に負担がかかりやすい
メガネのみを掛ける時と比べると、長時間掛けていると重みによって
耳や鼻が痛くなってしまう時があります。
顔にフィットしていないオーバーグラスを選んでしまうと、オーバーグラスの重みが一点に集中してしまい痛くなります。

特に女性や小顔の方は、実際に試着してから購入することをおすすめします。
オーバーグラスの選び方
眩しさを防ぐには「可視光線透過率」が低いもの
可視光線透過率とは目に入る光の量を数値化したものです。

透過率100%は光を全て通す状態。裸眼と同じ状態
透過率0%は光を全く通さない状態。真っ暗な状態を表しています
強い日差しをしっかり防ぐためには『可視光線透過率の低いもの』(例:15%や25%)
明るさを優先するなら『可視光線透過率の高いもの』(例:75%)
眩しさを防ぐなら、可視光線透過率が50%以下を選ぶことをおすすめします。
紫外線カットとレンズの色は関係ない

現在では、販売されているメガネやサングラスのほとんどが紫外線カット付きレンズです。
紫外線をよりカットしたいから、濃い色のレンズを入れてるよ!
色の濃いレンズの方が紫外線カットしそうなイメージがありますが、
紫外線のカット率はレンズの色の濃さでは決まりません。無色透明でもしっかりカットできます。
薄い色のサングラスを掛けても紫外線対策は問題ないので、安心して使用してください!
おもちゃ用のサングラスは紫外線カットがついていないものがあるので、
必ず商品タグの「紫外線カット率」の表記を確認してください。
反射した光が眩しいなら「偏光度」に注目

- 運転中の路面や水溜りの反射が眩しい。
- 魚釣りで水の中が見えづらい。
こういった悩みがある時に「偏光度」は重要な項目です。
偏光度は、雑光と呼ばれる余分な光を取り除いて、必要な光を届けることができる割合。
偏光度が高いほど、余分な光をカットします。
一般的に偏光度が高いほどレンズの色は濃くなり、偏光度の最大は99%です。

もし、サングラスをしても「路面の照り返し」や「水面反射」が眩しく感じる方は、偏光度が高い偏光レンズがおすすめです。

度付きの偏光サングラスは通常1万円以上しますが、オーバーグラスなら偏光機能付きでも数千円から販売しています。
【シーン別】用途に合わせたレンズカラー

レンズカラーは、色によって見え方や特性が様々です。
例えば、ブラウンはコントラストを高める効果があるので、クッキリ見える効果があります。
グリーンは自然な色調をキープでき、目が疲れにくい効果があります。緑をより強調させます。
イエローはコントラストを高める効果があり、夜間運転の際の対向車のライトが眩しく感じる方におすすめです。
しかし、イエローレンズは見た目の印象も大きく変わってしまうので、サングラス初心者よりも上級者向けのカラーです。
シーン別 | オススメカラー |
ドライブ(運転用) | グレー,ブラウン,グリーン 夜間:イエロー |
登山 | グリーン,グレー |
ゴルフ | ブラウン |
釣り | ブラウン,グレー |

もし複数のシーンで使う予定があったり、サングラスが初めてなので何色にしたらいいか分からないという方には、グレーがオススメです。
グレーは、色調を全体的に抑えるので自然な見え方で違和感が出にくく、見た目も自然ということで、あらゆるシーンに対応できます。
まずはグレーを選んで、実際に使用してみてから、もし新たな要望が出てきた時に他のレンズカラーを検討してみてはいかがでしょうか。
オススメのオーバーグラス
いろんなメーカーから数多くの種類が出ているので、どのオーバーグラスが良いのか分かりづらく感じるかもしれません。そこで、元眼鏡屋店員目線でイチオシのオーバーグラスを厳選して紹介していきます。
【DAIWA(ダイワ)】偏光オーバーグラス TLO 028 トゥルービュー

最初に紹介するのは釣り具製品を扱う総合メーカーである「ダイワ」のオーバーグラス。
レンズはタレックス製の偏光レンズです。
タレックスのレンズって名前は聞いたことあるような気がするけど……具体的に何がいいんだろう?
メガネ業界では偏光レンズといえば「タレックス社」というぐらい有名なメーカーです。
タレックス社は大阪に本社を置く、偏光レンズの専門メーカー。創業は1938年なので、80年以上の歴史ある会社です。
タレックスのすごいところは、『明るさ』です。
なので、レンズの色が濃くなると、視界が暗くなってしまうのですが、
タレックス社は特殊な技術によって、他社よりもレンズの色を濃くせずに偏光度を上げることができ、明るさをキープしています。
その特殊な技術が、有害な光だけを取り除く「雑光カットフィルター」というもので、自社生産で一貫したハンドメイドにこだわることで実現しています。
その結果として、タレックス製の偏光レンズは視界がクッキリするので、「視力が上がった感じがする」と言われる方もいます。
フレームのサイズ:横幅154mm ×縦幅42.5mm
- 可視光線透過率:30%
- 紫外線カット率:99%以上
- 偏光度:99%
日本の釣りメーカーを代表する「ダイワ」と「タレックス製レンズ」という組み合わせが、約2万円で購入できるのは、お買い得です。
度数が変わってしまうと、度付きサングラスなら買い替えですが、オーバーグラスなら度数が変わっても、そのまま使えるので経済的。
良いモノを大切に長く使いたいという方にはこちらのオーバーグラスをオススメします。
スワンズ SWANS OG-4

スワンズは国産のスポーツアイウェアブランドです。
東京オリンピックで活躍された卓球金メダリストの水谷隼選手が掛けてることで有名ですね。
偏光度は97%以上になっているので、ギラつきをしっかり抑えることができ、長時間使用しても疲れにくい。
レンズはポリカーボネート素材で、傷が付きにくいコーティングが施されているので、耐衝撃性に優れています。
また、レンズが1眼タイプ(左右で1枚)ではなく、メガネのように2眼タイプになっているので、サングラスの印象が強くなりにくいです。
対応するメガネタイプ:横幅135mm×縦幅39mm以下
- 可視光線透過率:27%
- 紫外線カット率:99.9%
- 偏光度:97%
- レンズ素材:ポリカーボネート
- 生産国:日本
フレームは日本人の頭の形状に合わせて作られているから、フィット性が高く、ズレ落ちにくくなっています。
ゴルフやサイクリングなどをする時には、非常にオススメできるモデルです。
コールマン オーバーグラス CO3012-1

人気アウトドアブランド『コールマン』のオーバーグラス。2,000円前後で購入できるので非常にお値打ちなモデルです。
レンズ周りがしっかりカバーされているので、フレームと目の隙間が少なく、花粉や粉塵から目を保護できます。さらに視野を狭めないようにサイドにレンズが付いていますので、十分な視界が確保できます
注意点として、サイズ感は少し大きめなので、小顔の方や女性にはサングラスの印象が強く出やすいです。
価格は2000円前後でリーズナブルなので、オーバーグラスを初めて買う方にはオススメです。

偏光レンズを試してみたいけど、予算が限られている人にオススメの商品です!
もし、偏光レンズがどんな感じか試してみたい方は、こちらのオーバーグラスを検討してみてはいかがでしょうか。
対応するメガネタイプ:横幅140mm×縦幅40mm以下
- レンズ:プラスチック
- テンプル:プラスチック
- 紫外線カット率:99%
オーバーグラスを試してみたいなら、オーマイグラスがおすすめ

オーマイグラスとは、全国に10店舗展開しているメガネ屋で、自宅でメガネを実際に試着できる画期的な通販事業を行っています。
オーマイグラスなら、自宅で5本まで5日間0円で試着することができます。
- 実際に外に出て試すことができる。
- 朝昼晩の異なる時間帯で試着可能。
- 自分のペースで掛け比べて、購入を検討できる。
- 家族や親しい人からのアドバイスをもらえる。
自宅で試着するメリット
店員さんの視線が気になってしまい、焦って選んで失敗したり、
サングラスやオーバーグラスは、店内で見た時は良かったけど、外に出てみたら「意外と色が薄かった」「眩しさが軽減されてない」ということがあります。
自宅で試着できることで、サングラスの購入失敗する原因を取り除くことができます。
オーバーグラスを試着してみたい方なら『オーマイグラス』
自宅試着を申し込みしても、必ずしも商品を購入する必要はありません。
実際に試着して気に入らなければ、試着手数料(送料分)を1,100円支払って、返送できます。
現在、オーマイグラスで自宅試着できるオーバーグラスが少なくなっているので、もし気になるオーバーグラスがあれば早めに申し込むことをおすすめします。
最後に
本記事では、「【メガネの上から使える】オーバーグラスの選び方|元眼鏡屋店員がおすすめモデル紹介します!」について解説しました。
サングラスを掛け慣れない方にとっては、最初は抵抗感があるかもしれませんが、
一度オーバーグラスを掛けてしまうと、目の疲れにくさ・快適さに驚くと思います。
- 運転中に太陽が眩しく感じる
- 魚釣りで水面の様子を確認したい
- ゴルフで打ち出したボールの行方が分かりづらい
このような方にオーバーグラスをおすすめです。

特に眩しさを感じながら、車の運転をするのは辛さだけでなく、危険を伴います。
もし、眩しさによって見づらさを感じた方や事故の危険を感じたことがあれば、
早めに、オーバーグラスを検討してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。