車の運転中に眩しくて辛い
子供と公園で一緒に遊ぶときに、眩しくて目が疲れてしまう
1日紫外線を当たり続けると、目が痛くなってしまったり、充血してしまった経験のある人は多いと思います。
眩しくて疲れてしまうだけでなく、紫外線によって目にも悪影響を及ぼします。
目の中に紫外線が入ると、シミやそばかすの原因になったり目のトラブルを引き起こす可能性があります。
サングラスをかけて紫外線をカットしてこれからの季節を乗り切りましょう!
といってもメガネユーザーの人にとって、市販のサングラスを掛けてしまうと見えづらくなってしまいますよね。
そんな時の対処法として、今回の記事では4つの対策を紹介しています。
- サングラス+度付きレンズ
- メガネフレーム+カラーレンズ
- 着脱式(クリップオン)サングラス+メガネ
- オーバーグラス+メガネ
メリットやデメリットについても触れているので、ぜひサングラス作りの参考してみてください。
私が眼鏡屋で働いていた時の体験談も含めて紹介していきます。
購入前に知っておきたいこと
紫外線は目からも入る
紫外線から肌を守るために、日傘をさしたり、日焼け止めを塗ったり様々な対処をされていると思います。
しかし目を紫外線から守るために対策をとっている方は少ないのではないでしょうか。
紫外線から目を守るためのおすすめ手段はメガネをかけることです。
紫外線は直接的な光だけでなく、地面を反射した光など様々な角度から目に入ってきます。
紫外線カット付きのメガネをかけることで、おおよそ90%の目に入る紫外線を防ぐことがになります。
紫外線を浴び続けると、白内障などの目の病気を引き起こす原因になるので、しっかり対策を取りましょう。
可視光線透過率と紫外線カットは違う
可視光線透過率とは
サングラスのタグには可視光線透過率(透過率)の表記があります。
可視光線透過率とは目に入る光の量を数値化したものです。
例えば、透過率100%というのは裸眼と同じであり、光を遮るものが何もない状態です。
逆に透過率0%は光を全く通さない状態なので真っ暗な状態を表しています。
- 色の濃いサングラス…可視光線透過率の低いもの(例:15%や25%)
- 色の薄いサングラス…可視光線透過率の高いもの(例:75%)
紫外線カット率とは
紫外線カット率は名前の通り「紫外線(UV)を遮る量を数値で表したもの」です。
現在では、ほとんどのメガネやサングラスが紫外線カット付き(約99%)です。
一部、雑貨用(おもちゃ用)サングラスなどは紫外線カットがついていないレンズがあるので、必ず商品タグを紫外線カットの表記を確認してください。
数年前から、レンズ裏面に反射する紫外線をカットするレンズも出てきました。
もし店頭でこのようなレンズオプションを選択できる場合は、ご予算に余裕があれば検討してみてください。
引用:東海光学株式会社
可視光線透過率と紫外線カット率の違い
眩しさ軽減を目的に購入する際には、「可視光線透過率」を参考にしてください。
白内障の予防など紫外線対策の際には、「紫外線(UV)カット付き」という表記を確認してください。
「紫外線(UV)カット付き」であれば、レンズの色が濃くても薄くても、紫外線をカットしてくれていますので、紫外線対策はバッチリです。
レンズの種類
メガネの掛け替えが面倒なら調光レンズ
部屋の中では普通の透明のレンズ。外に出るとレンズの色が濃くなるのが調光レンズです。メガネの掛け替えが不要になる非常に便利なレンズとなっています。
レンズに含まれている調光剤(紫外線に反応する分子)が変化することによって、レンズの色が変化します。
ここで、いくつか注意点を説明します。
- 紫外線に反応するので、車内では色が濃くなりにくい
一般的に車の窓は紫外線カットになっているので、車内に紫外線は届かない - 気温によってレンズの着色スピードが変わる
- 寿命がある(3〜4年で色が変化しにくくなる)
- 濃い色から薄い色への変化は時間がかかりやすい
調光レンズは、夏場の車内でサングラスとして使用するには不向きなレンズとなります。
サイクリングや登山などのアウトドアをするときには、サングラスを別途用意する必要がなく、メガネの掛け替えが不要なので、とてもオススメなレンズです。
偏光レンズ
運転中の車のフロントガラスの映り込みや路面や水溜りなどの反射する光を抑える効果のあるレンズです。
偏光フィルター(垂直方向の光を透過)と呼ばれるフィルターをレンズに入れることで、乱反射した光を一方向に調整することで、通常のサングラスでは対処できない光を軽減することができます。
引用:株式会社イトーレンズ
- ゴルフ
- 釣り
- ドライブ
といった様々なアウトドアやスポーツでおすすめできるレンズです。ゴルフでは芝の目が見やすくなったり、釣りでは水面のギラつきを抑えることができ、目が疲れにくくなります。
偏光レンズをしたままスマホや液晶を見ると、画面が虹色に見えたり、角度によって暗く見えることがあります。
度付きサングラスの作り方
ここからは度付きサングラスを作る方法の4選を紹介します。
①サングラスを度付きレンズに変更
サングラス+度付きレンズのメリット
サングラスは度付きレンズにはめ替えることができます。
おしゃれなフレームが多く、レンズが大きいので、視野が広がり眩しさを防ぐことができます。
また、サングラスはカーブしていることによって顔にピタッとフィットし、紫外線が入りにくいこともメリットです。
サングラスを度付きレンズに変更するデメリット
- レンズとフレームが接着剤によって固定されているものはレンズ交換できない
- レンズが大きすぎるサングラスは度付きレンズだと大きさが足らないものがある
度数が強いと元々のレンズのサイズが小さくなってしまう。 - 湾曲したカーブレンズは、見え方に違和感(歪み)が出る可能性
- 完成後の度付きサングラスのレンズの色がイメージしたもの違う
4つ目のデメリットは私が働いていた店舗での体験談です。
度付きサングラスを作る場合はレンズメーカーにサングラスのレンズを送って同じ色で度付きレンズにすることができます。
ただし全くの同じ色を再現することは非常に難しく、想像していたイメージと異なることがあります。
※基本的にレンズの色はメガネ業界で統一された色(アリアーテ トレス)があり、そこからレンズカラーを選ぶことが一般的です。
メガネをカラーレンズに変更
メガネをカラーレンズにするメリット
- 歪みの少ないレンズ(非球面レンズ)で作ることができる
- レンズのサイズが小さいので、サングラス掛けてます感が薄れる
メガネと同じ見え方になるので、違和感が少なくなります。サングラスの見た目に抵抗があり、恥ずかしくて抵抗がある方にはメガネフレーム+薄めのレンズカラーがオススメです
メガネにカラーレンズを入れるデメリット
- サングラスに比べてレンズが小さいので紫外線が目に入りやすい
- サングラスの方がデザイン性が高くておしゃれなものが多い
着脱式(クリップオン)サングラス
クリップによってメガネとサングラスを止めるタイプです。特徴としては、安価で取り外しが楽にでき、薄いので持ち運びがしやすいです。
メガネレンズにクリップ部分が当たるので、レンズに傷が付くことがあります。
オーバーグラス
オーバーグラスとはメガネをかけた状態でさらに上から掛けられるサングラスです。
特徴としては大きなサングラスになるので、紫外線カットの効果は高く、メガネの上から掛けることができるので見え方の違和感は少ないです。
メガネの上から掛けられるようになっているので、どうしてもサイズが大きくなってしまいます。
まとめ
紫外線カットは無色のメガネでも約99%紫外線カットしてくれるので、外出時に掛けていくと目の病気の予防にも繋がります。眩しさを防ぐためにはカラーレンズやサングラスが必須になってきます。
今回の記事では、度付きサングラスの作り方
- サングラス+度付きレンズ
- メガネフレーム+カラーレンズ
- 着脱式(クリップオン)サングラス
- オーバーグラス
簡易的なものであれば、③着脱式(クリップオン)サングラス、④オーバーグラスで問題ありませんが、掛け心地やフィット感を重視する場合は、度付きサングラスがおすすめです。
度付きサングラスは1万円以内でもJINSやZoffであればお作りすることができるので、これから本番の夏をサングラスを掛けて快適に過ごしてみてください。